ぞうさんタクシーの洛東グループはお客様との出会いを大切にします。

フォーリンフレンドリータクシーで、
海外からのお客様をおもてなししています。

タクシードライバー

S.H

2014年入社

2014年、異業種から転職し、洛東タクシーでドライバーとして勤務。得意の英語を活かし、2016年3月には、海外からのお客様をおもてなしする「フォーリンフレンドリータクシー(FFタクシー)」の称号を取得。FFタクシーのほかにも、ブライダルタクシーや観光タクシーなど幅広いサービスに従事している。

心がけていることは?

最短、最速、最安値のルートを目指しています。

以前はまったく異業種で働いていたので、ドライバーをするのは洛東タクシーに入社してから初めてです。タクシーは信号で止まるとメーターが上がるので、できるだけ信号の少ない道を選んで走るようにしています。そうして走っていると、バスに「バス通り」があるように、タクシーには「タクシー道」があることを発見しました。ほかのタクシー会社の方もその道を走っているので、「タクシーはこの道を走るんだな」ということが自然とわかります。できるだけ最短、最速、最安値のルートを走るようにしていると、お客様からは「このタクシー安い」「もう一度乗りたい」と言っていただけます。「いつもこれくらいの料金で来るけれど、それより安かった」と言っていただけると、ドライバー冥利に尽きます。

慣れるまでに、どれくらいかかりますか?

3年経てば、繁忙期と閑散期の差が少なくなってきます。

入社してしばらくは、とにかく走り回っていましたが、3年ほど経つと、お客様が手をあげられる場所、乗ってこられる場所がわかるようになりました。例えば「朝の時間帯であれば、この道を走ると手があがる」「この場所からだと、長い距離を乗られるお客様が多い」ということが経験でわかるようになります。徐々にわかってくると、効率がよくなるので働きやすくなります。もちろん、繁忙期と閑散期で波はありますが、その差がしだいに少なくなり、最低限これくらいは確保しようという売上目標は何とか達成できるようになります。それにはやはり、3年はかかります。

現在、力を入れていることは?

フォーリンフレンドリータクシーに乗務しています。

現在は海外から京都に来られたお客様をおもてなしする「フォーリンフレンドリータクシー(Foreign Friendly TAXI)に乗務しています。フォーリンフレンドリータクシーは、旅行やビジネスで日本を訪れる外国人のお客様をおもてなしするため、国土交通省と京都市、タクシー業界が連携して誕生した制度です。
京都駅には「八条口のりば」と正面口の「烏丸口のりば」の2カ所にフォーリンフレンドリータクシーの専用のりばがあり、毎日、海外からのお客様が列を作っておられます。お客様にご利用いただく際は、ドアサービスはもちろん、スーツケースをトランクに積み込むサービスもしています。ほかの会社の方とも助け合いながら、フォーリンフレンドリータクシーでチームワークを作り、サービス向上に努めています。

フォーリンフレンドリータクシーのサービスとは?

タクシー業界全体のサービス向上に貢献したい。

フォーリンフレンドリータクシーは、外国語や接遇の研修を受講し、称号をいただいて初めて乗務できます。服装や言葉づかいにも厳格なルールがあり、交通違反や駐車違反をすると、すぐに資格をはく奪されます。そのため、誇りを持って仕事と向き合い、常にワンランク上のサービスを目指しています。最近は京都市内にもゲストハウスが増えていますが、地図で見て「この辺りです」とお客様に降りていただくことはありません。一緒にタクシーを降り、場所を確認して「ここがゲストハウスです」とお客様がお部屋の中に入られるまで見届けています。それこそが「おもてなし」につながると考えています。こうしたプラスαのサービスがフォーリンフレンドリータクシーのドライバーだけでなく、ドライバー全体に広がっていくと、タクシー業界全体が変わってくるのではないかと思っています。

印象に残っているお客様は?

「また必ず来たい」と言ってくださった、スペインからのお客様。

フォーリンフレンドリータクシーは駅からホテルや観光地までの送迎だけでなく、貸し切りで観光案内もしています。先日もスペインから来られたご夫婦から「京都市内の観光地に連れて行ってほしい」というご依頼をいただいて、東寺や三十三間堂などをご案内しました。大変喜んでくださって、降りられる際に握手をしてくださったあと、「また必ず来たい。名刺はありませんか」と言っていただけたことが、今でも心に残っています。

今後、目指していることは?

海外から京都に来られる、最初の出会いを大切にしたい。

海外から来られたお客様をお乗せすると、みなさん「京都は街がきれいだ」と言われます。「みんなが街並みを掃除しているので、ゴミがほとんどない」と驚かれます。そして一番よくおっしゃるのが、「京都の人はすごくやさしい」「人が親切だ」ということです。そうしたお話をお伺いすると、海外の方が京都に来られ、最初に出会うのは、私たちタクシー運転手という場合もあります。海外のお客様によい印象を持っていただくには、ファーストインスピレーション、つまり第一印象が大切です。タクシーの運転手は非常に大切な役割を担っているので、今後もお客様に満足していただけるサービスを目指していきたいと思っています。

ある1日のスケジュール

08:00

出勤

出勤時間は本人に委ねられているので、午後から出勤する日も
あれば、ご予約の仕事で朝6時頃に出勤する日もあります。

08:15

点呼、アルコールチェック、車の清掃・整備

運行管理者から、点呼とアルコールチェックを受けます。

08:30

営業

山科周辺を走り、通勤のお客様を駅までお送りします。

09:30

フォーリンフレンドリータクシーに乗務

京都駅の専用のりばで、海外からのお客様をお迎えします。

10:00

貸し切りで観光案内

京都市内の観光をご希望された外国人のお客様を
東寺、清水寺、三十三間堂、二条城へご案内します。

13:00

休憩

一旦、会社に戻り、昼食を取ります。

14:00

予約の仕事

車を乗り換え、ご予約のお客様を駅からホテルまで送迎します。

16:00

入庫、点呼、アルコールチェック、車の清掃

通常は11時間30分勤務(休憩2時間)ですが、この日は
車2台を使用したため、早めに帰社し、清掃しました。

17:00

退勤

今日も無事に仕事を終え、家路に着きます。

メッセージ

ドライバーの健康面もきちんと考えてくれる会社です。

洛東タクシーの働きやすさは、出勤する曜日も時間帯も本人に任されているので、気持ち的にもゆとりを持って仕事に向かえる点です。健康管理の面では月に1度、産業医の問診の日があります。会社がドライバーの体調管理にも気を配ってくれているのでありがたいです。私自身、タクシーの仕事は未経験で入社しましたが、色々な人と接することができるので、日々やりがいを感じています。しっかりと誠意を示すことにより、お客様に喜んでいただけて、その場でダイレクトに評価が返ってくるところも、ドライバーの仕事の醍醐味だと感じています。